羽川:御社では医療分野や各種企業向けのアプリケーション開発など、時代の先端を行くお仕事を手掛けられているそうですが、まずは設立までの経緯からお聞かせ下さい。
堀内:私は大学卒業後大阪に本社のある大手製薬会社て営業職に携わっていたのですが、平成元年に大手IT企業に転職することに。その会社では人事、管理系や営業など様々な業務を担当した後、東京本社に移り新規事業立ち上げのプロジェクトにかかわり、関連子会社を数社立ち上げる経験を致しました。その中で培ってきたノウハウを生かし平成14年に当社を設立した次第です。当初はオープン系の開発を主力商品として提案型営業を展開し顧客獲得の実績を積み重ねて参りました。
羽川:どのようなシステムですか。
堀内:簡単に言うとパソコンのシステム『クライアント・サーバ系、WEB系アプリケーション開発』です。この開発業務を立ち上げて次にネットワークの構築の分野へと展開し、このたび新たな3本目の柱として医療情報分野へ参入することとなりました。
羽川:製薬メーカー時代のご経験を生かせる分野への進出ですね。
堀内:ええ、医療制度の改定・システムの標準化・医療機関様のニーズを網羅したシステムを構築出来ている同業者もまだまだ少ない状況です。会社の個性を打ち出すためにも以前から、「いずれは医療情報システムの分野へ進出を」と考えておりました。
羽川:しかし医療分野とひと言で言っても、独立行政法人(旧国立)病院様から民間の開業医院様まで様々な形態がありますが、ターゲットはどのようにお考えですか。
堀内:医療情報システムの導入については、大型病院様など、かつて大手コンピュータメーカーや大手IT企業が元請けとして契約を受注されていましたが、最近ではそれ以外にも地域に密着した大手ソリューション会社も参入するようになりました。一方、小規模病院様や開業医院様はシステムの導入に当たり予算的にも厳しい面もあり、最新のシステム化を見送っている病院様も少なくないと考えられます。このような事情からシステム化の新規導入やリプレースを断念している病院様に対しても積極的にご提案し、お手伝いさせていただくことができるのではないかと考えております。
羽川:しかし企業と違って病院の場合は業務の標準化が難しいのではと拝察しますが。
堀内:ええ、大規模病院様から開業医院様まで病院の数だけ運用の数があります。当然すべての運用にフィットするようなソフトは存在しません。また、一部にあるERPソフトのようなもので標準化できると言ったものでもありません。当社ではまず各病院様の運用からフィット&ギャップ分析を正確に行い、標準的なパッケージソフトを選定します。場合によっては個々の病院様に合わせたカスタマイズや機能追加の要望にも可能な限り対応させて頂こうと考えております。更にWEB対応やセキュリティ対策、ネットワークの構築〜運用といったサポートもお任せ頂ければ、現場の環境改善・効率化がより促進されると思います。

羽川:医療現場では専門家かつ手間暇惜しまず働くスタッフが求められますが、御社のスタッフも粉骨砕身の日々を過ごしておられることと思います。
堀内:人と人、システムとシステム、人とシステムの橋渡しが円滑に行われないと真のシステム化成功とは呼べません。そのためには医療に関する専門知誠も必要ですし、経営を含めたコンサルティングができる能力も必要です。当社の場合、旧国立病院が独立行政法人化に移行する際に病院経営からソフトの導入〜運用に至るまで、いわゆるコンサルティング業務に携わってきた技術者を複数
名擁しており、現在もある独立行政法人大手病院様で現行システムの調査・分析・将来に向けた導入予定システムの設計やコンサルティングに従事するスタッフがいます。また、彼らには新人の指導・育成にも取り組んでもらっています。
羽川:新人の育成にも注力を。
堀内:はい。毎年新人を採用しておりますが現場で先輩から教育・指導を受ける中で個々の能力を磨いてもらっています。
羽川:スタート以来、お客様を第一に考えた提案型の営業展開を重ねられ、優秀な人材確保に加え新人教育も怠らずにこられた。その結果が今日に繋がっているわけですね。
堀内:お陰様でアプリケーション開発、ネットワークの構築〜運用の分野では大手様を含め多くのお客様と取り引きして頂くことができました。そして第三の柱となる医療分野では中小病院様との取り引きを想定し、堅実に実績を積み重ねたいと考えています。
羽川:スタッフにおっしゃっていることは。
堀内:「お客様は社名や会社の規模だけで契約先を決めるのではなく、技術力は当然のことながら、お客様にいかなる貢献、プラスになるサーピスができるか、安心して業務を任せられるか、といった基準で会社を選ぶのです」と申しております。私自身も直接お客様の下に足を運びご担当の方々との面談を重ねて、当社へのご意見・ご要望などを伺い、その上で当社からのご提案内容の説明などを行っています。
羽川:そうした姿勢が信頼に繋がるのでしょうね。では今後の展望はどのように。
堀内:社員同志の交流や所属意識を高めるためにマナー研修、技術研修、資格取得などスキルアップへの取り組みや、社内プロジェクトに自主的に参加でき、コミュニケーションの図れる環境整備に今後も努める所存です。元気で前向きに働く仲間が増えるほど、新たなビジネスの展開や創造力も高まります。そして今後はお客様に喜ばれる商品開発にも挑戦し、更なる社会貢献を目指したいと考えております。
羽川:ますますのご奮戦を期待しています。